【7/16(土)】(在マレーシア日本大使館協賛)『グローバル・エリート』に求められる資質と多様性のある教育~マレーシアから日本を眺める

おとてら本講座

国内にいると見えないことが海外に出ると見えたり、反対に日本の良さを痛感したり。おと寺のメンバーの中には、海外滞在経験をされている方もいらっしゃると思いますので、是非、経験をシェアしていただきながら、これからの「グローバルエリート」の在り方、育成法について考えたいと思います。勿論、大人になってからでも遅くありません。自身にとってのグローバルエリートとは?グローバルエリートに近づくために2022年にチャレンジしたいことを宣言するなど、盛りだくさん!いうことに皆様との再会楽しみにしています。

なんと今回のおとてらは、正式に外務省の日本大使館(在マレーシア・クアラルンプール)から協賛を貰っています!主宰のマレーシア国立マラヤ大学医学部准教授の平原が、懇意にしている元医学部長のAdeeba教授から大使館の一等書記官の方を紹介されて2時間ほど会合を持ったことがあったのですが、その際に、「Look East Policy(東方政策)40周年記念」キャンペーンに合致しそうなイベントなので応募されては?と促されました。大使館-外務省と話が上がり、先日に正式に承認されたものです(協賛イベントページはここ)。

開催詳細

開 催 日 :7月16日(土)
開催時間:13:20~17:00(13:00開場)(予約制:事前にお申込みください)
定員  :40名
開催場所:にこぷら新地
田園都市線二子地西口より徒歩3分 ※ オンライン受講はありません
講師  :平原憲道(認知科学者/マレーシア 国立マラヤ大学 医学部 准教授)
参加  :3,000円 ※ 家族でお越しの方は1家族5,000円です。

講座の内容

人口減少によって国内需要の縮小が懸念される中、海外市場の開拓とインバウンド需要の取り込みが求められており、今後はますます「グローバル・エリート」の活躍が期待されます。昨12月にマレーシアに(ようやく…コロナのお蔭で1年1か月待ちました)移住した私が驚いたことの一つは、マレーシア人の英語力の高さです。英語能力指数ランキング(2021)を見ると、日本が112国中78位なのに対し、マレーシアは28位と大きく水をあけられており、英語教育という観点から見ると、日本のグローバル教育の遅れは明らかです。他にも、異なる文化への感度や多様性教育に関しては遥かに後れを取ります。

一方で、マレーシアにはインターナショナルスクールが160校以上もあり、外国人を凌ぐ数の国民が在籍しており、今、さまざまな課題が上がっています。その理由は、英語で授業を行う等グローバル教育に重きを置きすぎたが故に、国語としてのマレー語が喋れない、マレーシア人としてのアイデンティティが弱体化するなどが懸念されているからです。

若きグローバル・エリートは自国の文化や歴史、言語を豊かに維持しつつ、他国理解のための教養やコミュニケーション能力などの国際的センスを身に付ける必要があります。またSTEM教育などによって担われる理系的センス、感情・社会的知性、レジリエンス、適応力など多様な能力も求められるでしょう。今回のおとなの寺子屋では、グローバル・エリートに求められるであろう必要な資質とそれを育む教育についてお話します。

平原憲道
平原憲道

マレーシアという多文化・多宗教・多言語のるつぼに放り込まれた我々家族が、毎日のようにカルチャーショックを受けながらも、いかに苦労もネタ話のひとつとして取り組んでいる(レジリエンス)かを話しつつ、認知心理学の研究成果からそうした環境のもたらす影響を解説します。

講師紹介

講師:平原憲道(ひらはら のりみち)

1971年生まれ。米国カリフォルニア大学バークレー校心理学部卒。在学中に起業。東京工業大学大学院修了(博士号)。慶應義塾大学医学部・殿町タウンキャンパスにて、ヘルスケア領域のアントレプレナー人材、グローバルイノベーター育成に尽力。2020年10月に退職し、1年と1か月間を香川県多度津町にある古刹 海岸寺にて家族で過ごす。その後マレーシア国立マラヤ大学医学部デジタルヘルス&イノベーション学科准教授就任。専門は認知科学、仏教心理学、マインドフルネス、医療ビッグデーター等、多岐に渡る。弘法大師オタク。

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